ツールド沖縄210 トップ10に入った話

ツールド沖縄210 トップ10に入った話

市民レーサーの甲子園・ツールド沖縄210。

3年ぶりの開催となる今大会、

今シーズンの集大成となる。

シーズンを全くもって結果を残せなかった僕にとって

何とか結果を出したい大会だ。

 

ツールド沖縄にでるのは3回目だ。

初出場の2018年は完走目指して210に出て、

2度目の普久川でドロップし、96位で完走。

 

2回目は100に出場。ソレイユの小林さんや

ミネルバの川勝君と序盤から逃げ、羽地でドロップ。

6位でギリギリ入賞確保した。

 

今回の目標は最後まで集団に残ること。

ツールド沖縄210というレースを

本当の意味で知りたい。

最後のスプリント迄残れれば最高。

そして無理だと思っても足を止めず諦めないこと。

 

ツールド沖縄はシード方式なので、

50人は先頭から並べる。

そこには高岡さんやマツケンさん、井上亮さんなど

そうそうたるメンツが並んでる。

Infinity Styleからは代表の兼松さんと

スプリンターの水野貴行さん、私の3人が出場。

あと恭司郎さんロードレース男子部で出場。

あっちは仕事しなきゃいけないから大変そう笑。

 

元SMAPの森氏の号令でスタート。

ほぼ先頭からスタートだったから

有名人ばっかりの中で早朝の沖縄を走る。

自転車って楽しいなぁ。

 

序盤は逃げ決まってサイクリングかと思ったけど、

20人ぐらいの大きな集団がいきそうになったからか

メイン集団が追いかけ始める。

もうほっときゃいいのに。。。

 

一旦捕まるが、その後も男子部中心に逃げが散発。

ニセコチャンプの石井さんが絡みに行くから、

集団が追っかけて吸収を繰り返す。

早く決まってくれないかなーと思ってたら

50キロ前後で逃げが決まった。

沖縄で逃げ決まるまで1時間以上かかるって

なかなかないんじゃないかな。

 

逃げ決まった瞬間を見ていなかったけど、

北野さんに聞いたら貴行さんが乗ってるらしい!

チームメイトが逃げに乗ってるだけで

急に気持ちが楽になる。

 

正直沖縄は序盤からの逃げが決まる可能性は

殆どないけど、それでも逃げがいるという状況は

非常に気持ちが悪い。

それでもチームメイトが乗っていれば最終的に

追いつかなくても問題ないし、

集団内でも好きな位置で好きなように走れるので

本当にありがたい。

 

トイレ休憩してからいよいよ普久川ダムの登りだ。

登りに突入する直前にVCヴェローチェの選手が

上がりたそうにしてたから、

パッと後ろについて、先頭付近まで

連れてってもらう。

(マツケンさんかと思ってついたら違った。)

 

上りながら徐々にポジションを落として、

省エネ走法。

途中ポジションを落としすぎて、

しんどくなりそうだったから

踏みなおして前の方まで上がる。

これは省エネで来てるのか?笑

ただかなり余裕をもってこなせたので

調子は良さそうだ。

 

18分半で1回目の普久川をクリアし、下って補給。

ヴェローチェにボトル1本もらい、

1本ペットボトルを取って2本補給。

補給してくださったヴェローチェの方々

大変助かりました。

 

ここからはしんどい時間帯。

経験上わかっていたのだけど、

2時間過ぎたあたりからどうにもしんどくなる。

3時間過ぎちゃえばまた元気になるんだけどね。

胃が吸収してない感じもあったから、

一時的に補給もストップ。

この辺りはサイクリングペースだったから

問題なくこなせた。

トイレ休憩もいけたしね。

 

ただ奥の登りはちょっとしんどかったな。

ポジション下げてしまって、まだ人数も多いから

集団前方はだいぶ遠めに。

奥の下りを下った先でまさかの高岡さんアタック。

うは、やられた。大分ポジション下げてたから

気付いたら既に集団から離れてた。

 

ここから2時間か。

ロングよく走ってる高岡さんなら垂れずに最後まで

行けるだろうな。

ちょっとやばいかも。

 

その後の2回目の普久川までの海岸線は

井上亮さん中心に回る。

50キロ以上出てる時間も多くて、

なかなかのスピードで走ってたけど、

高岡さんが離れてくのが見える。

やばいなぁ。

 

雰囲気に押されて1回だけローテ回ったけど、

兼松さんが待機してるのを見て、回すのをやめる。

貴行さんが逃げててほんとによかった。

堂々とローテ飛ばせる。

 

2回目の普久川。序盤で貴行さんらのグループを

捕まえる。

「お疲れ様です!」

声をかけて、パスする。

貴行さんのおかげでほぼ足を使わずここまでこれた。

しんどさも大分復活して、しっかり登る。

少しきついけど、まだまだ全然走れる。

これならついていくのは問題なさそう。

 

17分前後でクリアして、下りへ。

ここで問題発生。急に来た大雨で路面が滑るし、

リムブレの僕は全くブレーキが利かない。

アドレナリン出てるからか

ずっと70キロ以上で下っててももっと遅く感じて、

いつもと同じ感じでブレーキかけると

ちょっと危ない。

 

でも高岡さんがまだ前にいるから集団から

焦りを感じる。

集団から不穏な空気を感じてたら前方で大落車。

大分ゆっくり下ってたおかげで余裕をもって

イン側を通ってクリア。

誰が巻き込まれたかしっかり見えなかったが、

イナーメジャージは見えた。

高杉さんかなと思ってたら荒瀧さんだったらしい。

(下った後に「高杉さん落車してましたわ」と

北野さんに言ったら「そこにおるで」と言われた)

 

後で集団見直したらRXの木村選手、

ギンリンのキムタクがいなくなってた。

もしかしたらキムタクはその前の登りの落車で

いなくなった?

とにかく最終盤まで絡めそうな選手も

何人か巻き込まれていた。

 

下りきって、補給所。

水が欲しくて、水持ってる人に

「ペットボトル!」と叫んだら

ひっこめられちゃって、スポドリを取ってしまった。

ミスったー。味付きのものは正直飲みたくない。

多分スポドリ!と聞き間違えたんやろな。

まぁペットボトル!とか意味わからんしな()

とりあえずボトルに詰める。

 

この時点で元から1分半差と聞く。

集団が把握していたか不明だけど、

前を引けと言われても嫌だったので黙っておく。

この時点で集団は体感30人ぐらいいた。

後でリザルトみたら多分20人ぐらいだったと思う。

 

この後の学校坂に入る。ここは毎度勝負ポイントで ペースが爆上がりするが

だれかが「登りペースで回していこう」と言って、

わりかしマイルドなペースで登る。

結果論だけど、ここが勝負の分かれ目だったと思う。

 

集団を見回すと、池さんがいない。

落車に巻き込まれたか、と思ったら

顔面血だらけで復帰してきた。

マジか。えぐいな。懸けてる思いが違うわ。

 

そしてチームメイトの兼松さんが足つって

立ち上がったまま踏んでる。

兼松さんがぎりぎり保てそうなペースで登る。

集団少し離れていくが、少しでも兼松さんが

楽に登れるようペースを刻む。

残り1分切ったところで、

「あと1分です!すいません集団戻ります!」と伝えて

集団に戻る。

何とか持ってほしいと思ってたが、

その後無事兼松さんも集団復帰した。

 

戻ってきた池さんに補給出来たか?

と聞いたらやはりできなかったらしい。

どうせろくに飲まないのでスポドリを渡す。

 

この時点でもまだ20人。

その後は予想通りペースはあがらず。

登りも佐々木選手や中村選手、北野さんらを

中心にペースが上がるが、

高岡さんを意識してか、そこまで上がらない。

 

そしてこの展開で一番あおりを受けたのは集団で

唯一明確にアシストの役割を与えられてた

恭司郎さん。

登りだけで高岡さん詰めるのは無理があるだろうから

集団のペースを上げるには

平坦引かないといけないけど、

まだ大人数残ってるこの集団では引けない。

 

すると次の登りでいけさんがチェーン落ち。

マジか。ほんま運がないな。。。

落車後力振り絞って帰ってきただろうに。。。

マツケンさんに

「いけさんチェーン落ちで脱落しましたわ」

って伝えてちょっとしょんぼり。

と思ったらチェーン落ち直して集団復帰。

 

何この人怖いんですけどぉぉ

 

気を取り直してレースに戻ろう。

 

とりあえずレースは後50キロぐらい。

差は2分程度。集団は20人

(30人ぐらいいると思ってたけど)

ISは僕と兼松さん二人。まだ余裕はある。

目標は集団完走。

足の使い所はどこだ。

 

みんな追いつくと思ってたらしいけど、

正直全然追いつく気はしていなかった。

平坦はだいぶマイルドだし、

下りはスキルの差が大きすぎて

ペースが上げられない。

 

追いつくには集団が絞られる、

もしくは少人数の抜け出しができるの

どちらかだろうからそこまでは足を溜める。

もし最後までこの展開なら

追いつかなくてもしょうがない。

 

途中イナーメでチームメイトの高杉さんに

回ってよって言われたけど、

「もうついてくだけで精一杯ですよ〜」

って言って拒否。

申し訳ないけど、今引くことは出来ない。

 

と言いつつ雰囲気に押されて何回か先頭出たけど。

それが良かったのか悪かったのかは

いまだにわからない。

中途半端だったのは間違いない。

 

慶佐次の登りに入るけど、

ペースは速いけどついていけないほどではない。

そしてそれは多分みんな一緒で、

人数が減りそうなペースではない。

でもみんなそこそこしんどいペース。

そしてその後降って、

また平坦をマイルドなペースへ。

 

業を煮やした北野さんがアタック。

それに恭司郎が反応。

一瞬これ集団追いつかないやつの

典型的なやつだなと思ったけど、

これもしかしてジョイントすればチャンスじゃない?

と思って集団前方に上がるが、

すぐに集団に引き戻される。

レース後に聞いたら恭司郎さんは佐藤さんの為に

マークに入ったらしい。

残念。。。

 

この時点で3分近くに差は開き、集団は諦めムード。

ここからは集団内の順位争いだから、

足を使ってでも人数減らしに行く。

そして羽地前の最後の勝負どころ、有銘の登り。

4分+3分の登りだ。

入りから亮さんが爆上げ。

したところでまさかのチェーン落ち。

今日上位陣トラブル多い。

そういえば森本さんもどこかでチェーン落ちしてた。

 

中村選手、佐々木選手が上げにはいるが、

しっかり反応。結構動けそうだぞ。

前々で動いて、ついて行く。

後ろはきつい選手から順番にふるい落とされている。

後半の3分の登りは先頭で登るシーンもあった。

が思ったよりはパワー出てない。

ここまで足ためてきたのに、なんで足残ってないんや。

 

有銘を下って、13人。

もう平坦はゆっくりだったから

抜け出すかと考えたけど、

抜け出すにしては羽地が長すぎる。

今年はコース変更があって、羽地の登りが

後半に緩くダラダラ登るレイアウトに

変更になっている。

正直途中下りが入る元のルートの方が

得意な気がする。

 

そして最後の勝負となる羽地に入る前に

先頭に上がり、登りに備える。

・・・残れそうな気がしねぇ。

ここまで来たという満足感か、単純に足がないのか。

絶対勝つという強い気持ちはなかったとは思う。

 

羽地に入り序盤から佐々木選手・中村選手が

ペースを上げる。

まだ耐えられる。

3分ほど耐えたが、番越トンネルを越えたところの

佐々木選手のアタックに伴うペースアップで、

ドロップ。

キツい。でも諦めるな。何があるかわからない。

 

後ろから追いついてきた兼松さんが

「前追いつくで!」と言って引いてくれる。

しんどいけど、何とか付く。

この引きは無駄にしたくない。

そのまま兼松さんの1本引きで登り切って、

降りまで一緒についてきてた牧野くんと少し回る。

 

降りは1番速い兼松さんにまた引いてもらう。

なんとか見えてくれ!

降り切って最終コーナーを曲がって、

先頭は見えず。

ああ、終わった…

 

さて、この3人で8位?9位?争いかな。

チームメイトの兼松さんは別に先着されても良いから

早駆けして兼松さんが足ためてがセオリーかな〜

とか思ってたら牧野くんが

先ゴールして下さいと言ってくれたから

3人で握手して、兼松さん、僕、牧野くんの順で

ゴール。

僕は10位だった。

 

ゴールシーンの写真見たけど、兼松さん

ホントに嬉しそうで良かったな〜。

大分早い段階で足攣ってたのに、結局最後まで

来るあたり流石です。

 

チームそろってゴール

 

優勝は高岡さん。

逃げ切った走力も勿論凄いけど、

この展開になるであろうことを読んでたのが

凄すぎる。

今年はレベル上がるだろうから結構な人数残るって

言われてだけど、まさかこんな形で使われるとは。

てっきりスプリント勝負になると思ってたから

前週に城里TTで200キロTTしてたのも

この展開をやるつもりで出たのかな?

ロードレースの経験値が違い過ぎる。

 

集団スプリントになった後続の頭をとった

北野さんが2位。ずっと積極的に動いて、

最後きっちり集団の頭を取るのは流石。

そして初出場の南さんが3位。

最後スプリント自分から仕掛けて、表彰台獲得。

おめでとうございます!

 

僕は10位ということで、手放しで

喜べる結果ではないけど、そこそこ満足。

最後羽地で千切れたのは残念だけど、

やってきた練習が大きく間違ってないことがわかって

良かった。来年来年。

 

練習編、補給編はまた別途纏めてます。

 

 

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